“橋桁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしげた95.0%
はしけた5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵は? ——と、見れば、矢矧の橋桁はしげたの陰へと、いちはやく跳んで、蝙蝠こうもりがとまったように、ぺたと身をかがめていたのである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新し橋の袂に居る、ゐざりの申松が水死人になつて、兩國の橋桁はしげたに引つ掛つて居たと、土地の下つ引が知らせて來たのは、七月になつて間もなく
橋桁はしけたっこった土橋、水がれて河床の浮きあがった小川や、畦道あぜみちは霜に崩れて、下駄の歯にらんでひどく歩きにくかった。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)