“畠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたけ77.0%
はた15.1%
ばたけ7.1%
ばた0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも彼女の口に上った梅は、どこかのはたけから引っこ抜いて来て、そのままそこへ植えたとしか思われない無意味なものであった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そは汝、貧しく、ゑつゝ、はたに入り、良木よききの種をきたればなり(この木昔葡萄ぶどうなりしも今荊棘いばらとなりぬ)。 一〇九—一一一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
みかんばたけの上に出ると、大池のつつみがみえました。そこに二十人くらいのてきが、手に手にかまを持っていました。草をかっていたのです。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
祖父おほぢよりひさしくここに住み、田ばたあまたぬしづきて家豊かに暮しけるが、生長ひととなりて物にかかはらぬさがより、農作なりはひうたてき物にいとひけるままに、はた家貧しくなりにけり。