“畑地”の読み方と例文
読み方割合
はたち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだその比の早稲田は、雑木林(ぞうきばやし)があり、草原(くさはら)があり、竹藪(たけやぶ)があり、水田があり、畑地(はたち)があって、人煙(じんえん)の蕭条(しょうじょう)とした郊外であった。
雑木林の中 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
所どころ高低(こうてい)はあっても、日の届(とど)くかぎり野原であった。畑地(はたち)もなければ森もない、遠方から見るとただ一色のねずみ色の土地であった。
勘次(かんじ)は黄昏(たそがれ)近(ちか)くなつてから獨(ひとり)で草刈籠(くさかりかご)を背負(せお)つて出(で)た。彼(かれ)は何時(いつ)もの道(みち)へは出(で)ないで後(うしろ)の田圃(たんぼ)から林(はやし)へ、それから遠(とほ)く迂廻(うくわい)して畑地(はたち)へ出(で)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)