“人煙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんえん80.0%
じんゑん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだその比の早稲田は、雑木林ぞうきばやしがあり、草原くさはらがあり、竹藪たけやぶがあり、水田があり、畑地はたちがあって、人煙じんえん蕭条しょうじょうとした郊外であった。
雑木林の中 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
標高は千百メートル位に過ぎないが、北海道の奥地遠く人煙じんえんを離れた十勝岳の中腹では、風のない夜は全くの沈黙と暗黒の世界である。
雪雑記 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
本島ほんとうから一千海里かいりといへば此處こゝから一番いちばんちかいあの人煙じんゑんまれなるマルダイヷ群島ぐんたうひと橄欖島かんらんたう附近ふきんまでは到達たうたつすること出來できませうが、橄欖島かんらんたうたつしたところなんにもならない、かへつ其處そこ