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人煙
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じんえん
ふりがな文庫
“
人煙
(
じんえん
)” の例文
まだその比の早稲田は、
雑木林
(
ぞうきばやし
)
があり、
草原
(
くさはら
)
があり、
竹藪
(
たけやぶ
)
があり、水田があり、
畑地
(
はたち
)
があって、
人煙
(
じんえん
)
の
蕭条
(
しょうじょう
)
とした郊外であった。
雑木林の中
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
標高は千百
米
(
メートル
)
位に過ぎないが、北海道の奥地遠く
人煙
(
じんえん
)
を離れた十勝岳の中腹では、風のない夜は全くの沈黙と暗黒の世界である。
雪雑記
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
勿論この川筋には、さっきから全然
人煙
(
じんえん
)
の
挙
(
あが
)
っている
容子
(
ようす
)
は見えなかった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
このあたり一帯、
人煙
(
じんえん
)
稀薄
(
きはく
)
、枯すすきの原さえつづいているのだが、寛永寺末の、院、庵のたぐいが、所まだらに建っていて、おおかたの僧坊は、信心深そうな
僧尼
(
そうに
)
によって住みなされていた。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
“人煙”の意味
《名詞》
人家から立ち上る生活で出る煙。
人家。人が生活する気配。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
煙
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
“人煙”で始まる語句
人煙稀薄