“高低”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たかひく65.4%
こうてい19.2%
たかびく11.5%
かうてい3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに、藁屋(わらや)や垣根の多くが取払われたせいか、峠の裾(すそ)が、ずらりと引いて、風にひだ打つ道の高低(たかひく)、畝々(うねうね)と畝った処が、心覚えより早や目前(めさき)に近い。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
所どころ高低(こうてい)はあっても、日の届(とど)くかぎり野原であった。畑地(はたち)もなければ森もない、遠方から見るとただ一色のねずみ色の土地であった。
(間夫の本義は妻妾(さいせふ)の奸淫(かんいん)するをいふ)宿外の家の続(つゞか)ざる処は庇(ひさし)なければ、高低(たかびく)をなしたるかの雪の堤(つゝみ)を往来(ゆきゝ)とす。
江(え)の浦(うら)へ一時半(じはん)の間(あひだ)は上(のぼり)であるが多少(たせう)の高低(かうてい)はある。下(くだ)りもある。喇叭(らつぱ)も吹(ふ)く、斯(か)くて棧道(さんだう)にかゝつてから第(だい)一の停留所(ていりうじよ)に着(つ)いた所(ところ)の名(な)は忘(わす)れたが此處(こゝ)で熱海(あたみ)から來(く)る人車(じんしや)と入(い)りちがへるのである。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)