“高尚”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こうしょう58.9%
かうしやう12.5%
ノーブル7.1%
けだか5.4%
かうしゃう3.6%
かうしよう1.8%
かうと1.8%
こうしやう1.8%
こうせう1.8%
こうと1.8%
(他:2)3.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“高尚”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓12.5%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究9.1%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語8.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
花をちぎる事によって、新たな形を生み出して世人の考えを高尚こうしょうにする事ができるならば、そうしてもよいではないか。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
ただ読者に誤解ごかいなきよう願いたいことは、高尚こうしょうまたは有益なる感情をも殺せという意は僕にさらにない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
わたし貴方あなた教育けういくと、高尚かうしやうなるこゝろとをはなは敬愛けいあいしてるです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
私は悲しさに育ちのいゝ他の二人の、何処どこか作法の高尚かうしやうな趣、優雅な言葉遣ひや仕草やの真似をして物笑ひを招いた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
こゝに宗教あり、而して後に高尚ノーブルなる情熱あり、宗教的本能を離れざる情熱が美術の上に、異妙のヱボルーシヨンを与ふるの力、あに軽んずべけんや。
情熱 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「まだこの女は成り切れない。そうさ貴族の夫人にはな! 『高尚ノーブルにね、高尚にね、どうぞ御前様貴郎様もね、高尚にお成り遊ばしませ!』こう云わなけりゃアイタに付かねえ」
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
くろちりめんの羽織はおりにさらさらとせし高尚けだか姿すがた、もしやとさとしわれらずせば
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かへすがへすあさましきことなり、だい一は不憫ふびんのことなり、中々なか/\高尚けだかこヽろもちそこねて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
全くその水の濁りやうと来たら素敵に高尚かうしゃうなもんでした。
イギリス海岸 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
雲のみねはだんだんペネタ形になって参りました。ペネタ形といふのは、蛙どもでは大へん高尚かうしゃうなものになってゐます。平たいことなのです。雲の峰はだんだん崩れてあたりはよほどうすくらくなりました。
蛙のゴム靴 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
故郷くに靜岡しづをか流石さすが士族出しぞくでだけ人品じんぴん高尚かうしようにて男振をとこぶりぶんなく、さいありがくあり天晴あつぱれの人物じんぶつ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
黄色きいろ、黄色、意気で、高尚かうとで、しとやかな
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黄色、黄色、意気で高尚かうとで、しとやかな、
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なかには人間にんげん知識ちしき高尚こうしやう現象げんしやうほかには、ひとつとして意味いみのある、興味きようみのあるものはいのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
書生気質しよせいかたぎの有つた外に)其処そこ山田やまだ清新せいしんなる作物さくぶつ金港堂きんこうどう高尚こうせう製本せいほんで出たのだから
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
意気で高尚こうとでハイカラ道具は。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
令夫人は藤色の手柄の高尚こうとう円髷まるまげで袴を持って支膝つきひざという処へ、敷居越にこのつらが、ヌッと出た、と思いたまえ。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どちらを見ても、腰までの黒のゴム長に亜麻油の黒い防水衣という地獄の大鴉レベンのような集団アーミーの中に、高尚ハイブロオ背広スーツで出来のいいワットオの絵というんだから穏やかではなかろう。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)