“こうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叩頭22.9%
勾当9.3%
紅燈7.6%
江東6.8%
荒唐5.1%
皎刀4.2%
昂騰4.2%
浩蕩4.2%
喉頭3.4%
恰当3.4%
口頭2.5%
厚東1.7%
黄塔1.7%
峡東1.7%
晃刀1.7%
江頭1.7%
紅灯1.7%
革堂1.7%
高等1.7%
公盗0.8%
口答0.8%
岬頭0.8%
構刀0.8%
皇統0.8%
皓刀0.8%
荒刀0.8%
荒蕩0.8%
降等0.8%
高唐0.8%
高塔0.8%
高尚0.8%
高橦0.8%
高踏0.8%
高蹈0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お京自身も、ない胸のうちをおさえかねながらも、持ちまえの負けじ魂で、いたずらに、男の膝下に叩頭することは、きらいであった。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
青竹づえはあんまの小僧、丸樫杖は一枚上がって座頭、片撞木はさらに上がって勾当両撞木撿校と、格によって持ちづえが違っているんだ。
七切通しの安手な娼家から一流どこの茶屋、白拍子の家までが、夜ごと、やけくそな武人の遊興に紅燈をただらしていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲霞のような味方の大軍に対して、戦った所が、仕方はありません。それに、烏江の亭長は、わざわざ迎えに出て、江東へ舟で渡そうと云ったそうですな。
英雄の器 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そしてあの荒唐な奇怪な心の adventure をかえってまざまざとした現実の出来事でもあるかのように思いなして
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
どなりつつ、のけぞりながら左膳一振、早くも乾雲の皎刀を構えた左膳、顔じゅうを口にして二度わめいた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
物価の昂騰につれて右翼の非常手段がいつ爆発するか分らぬ恐れがあった。つまり、梶の眼に映った一同の不安は思想と現実とののっぴきならぬ苦悶である。
厨房日記 (新字新仮名) / 横光利一(著)
私たちの舟はまたの音もく緩く波上に遊んでゆく、流れはもはや急ではない、大江浩蕩としたである。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
依て亦両手にて藁縄を下方に引く時は、喉頭を押すは※ずるも尚肩の疼みは増加するのみならず、両肩は前後より圧迫せられたるを以て殆んど痲痺するが如きに至れり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
あるいはむしろ貴族的の功徳といわんよりその時節に恰当の社会なりしがゆえなり。武備的の世界には貴族的の社会もってその力を逞しゅうするを得べし。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「西涼の大将たるものは、いえば必ず行い、行えば必ず徹底して実を示す。聞き及ぶ、曹操は、口頭で、逃げ上手だというが、汝そこを動かず、必ず馬超と一戦するの勇気があるか」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ですが、御牒によって、長門厚東ノ入道、周防の大内義弘、そのほか大島義政なんども、みな、人数をあげてお出迎えに出ておりますが」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
碧梧桐君の令兄の竹村黄塔君は師範学校の教授をしてこの地に在住してるので朝暮病室に居士を見舞った。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
三面から翻倒して来る水が、この谷に溢れ返る時の怖ろしさも、相当に峡東の地理の心得のある竜之助にとっては、理解ができないでもありません。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
西羗鼠賊が、権者の鎧甲を借りて、人に似たる言葉を吐くものかな。われはただ今日を嘆く。いかなれば汝のごとき北辺の胡族の血を、わが年来の晃刀に汚さねばならぬか——と。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夏のの月きに乗じて、清水の堂を徘徊して、かならぬの色をゆかしきもののように、遠く微茫の底に放って、幾点の紅灯に夢のごとくかなる空想をままにわしめたるは
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
やがて東のかた百万遍革堂(行願寺)のあたりにも火の手が上ります。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
高等だよ。」とえました。
海の少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ああ戦国の餓鬼! 戦場のあとに白昼公盗をはたらく野武士の餓鬼! その一であった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なんだ三日前に届いたのか。書類というはよく途中で紛失するものだ。そういう重大なることは、口答でするように」
東の方は村雨すと覚しく、灰色の雲の中に隠見する岬頭いくつ糢糊として墨絵に似たり。それに引きかえて西の空しく晴れて白砂青松に日の光鮮やかなる、これは水彩画にもうべし。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
この修羅場に処して機発如意なる自源流本然のすがた水月の構刀だ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
天下の擾乱も久しいことだ。世上、これを皇統の争いともいっているが、またそもそもは、この義貞ととの宿怨にもよる。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無銘皓刀、ふたたび、八相の天に振りかぶって、双眸らんらん、四面に構えた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに一本の形をそなえた荒刀を、刃渡しとして水中に沈めるときの、ほんのちょっとした水温と角度——にはすぎないけれど。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私は四度目の登山には是非とも荒蕩たる黒部の峡谷から、処女の純潔を保てる大雪渓の雪を蹈んで、この日本に於ける最高の花崗岩たる名をにすき立山の絶巓に攀じ登り
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
六月十八日に弘前藩士の秩禄は大削減を加えられ、更に医者の降等が令せられた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そのうえで、宋江と呉用とは、高唐州城の処理を終った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある日ふと気が付くと、窓の虱が馬のような大きさに見えていた。めたと、紀昌はを打ち、表へ出る。彼は我が目を疑った。人は高塔であった。馬は山であった。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
令夫人は藤色の手柄の高尚円髷で袴を持って支膝という処へ、敷居越にこのが、ヌッと出た、と思いたまえ。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
封演の『聞見記』を引き、唐朝大赦ある時、闕下に黄金の首ある鶏を高橦の下に立て、宮城門の左に鼓を置き、囚徒至るを見てこれを打ち、赦をえおわりて金鶏を除く、この事魏晋已前聞えず
いかに解き放った高踏の態度を執ったにしろ、葛岡をこうしたものに矢張り安宅先生があり、先生が葛岡を捉え続けようとする積極の手はたとえ、諦めて引き込ましたにしろ、尚消極の手は動かして
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
紀昌は早速師のいてこれを報ずる。飛衛は高蹈して胸を打ち、初めて「出かしたぞ」とめた。そうして、直ちに射術の奥儀秘伝すところなく紀昌に授け始めた。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)