“亭長”の読み方と例文
読み方割合
ていちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし、漢の高祖は、泗上しじょうの一亭長ていちょうから、身を興し、四百年の帝業をてた。しかし、漢室の末、すでに天数尽き、天下は治まらない。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲霞うんかのような味方の大軍に対して、戦った所が、仕方はありません。それに、烏江の亭長ていちょうは、わざわざ迎えに出て、江東こうとうへ舟で渡そうと云ったそうですな。
英雄の器 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)