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亭々
ふりがな文庫
“亭々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ていてい
90.0%
てい/\
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ていてい
(逆引き)
池のなぎさは
微
(
かす
)
かにわかるが、藤棚から藤のつるが思いのまま
伸
(
の
)
び
蔓延
(
はびこ
)
っているし、所々には、
亭々
(
ていてい
)
たる大樹が二重に空を
蔽
(
おお
)
っている。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
近所にも松の木がないわけではないが、しかし皆小さい庭木で、
松籟
(
しょうらい
)
の
爽
(
さわ
)
やかな響きを伝えるような
亭々
(
ていてい
)
たる大樹は、まずないと言ってよい。
松風の音
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
亭々(ていてい)の例文をもっと
(18作品)
見る
てい/\
(逆引き)
「へゝえ、さうですか。そいつあ初耳ですね。私は又、
亭々
(
てい/\
)
さんのわるい悪戯だとばかり怨んでゐましたよ。——それぢや
鳥渡
(
ちよつと
)
研究の
仕栄
(
しばえ
)
がありますね。何しろこちとらは、
座主
(
しうち
)
の受けが大切ですからな。」
虎
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
亭々
(
てい/\
)
たる
並松
(
なみまつ
)
の梢に
淡雪
(
あわゆき
)
の色。
平賀源内捕物帳:萩寺の女
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
亭々(てい/\)の例文をもっと
(2作品)
見る
亭
常用漢字
中学
部首:⼇
9画
々
3画
“亭々”で始まる語句
亭々然
亭々皎々
“亭々”のふりがなが多い著者
火野葦平
押川春浪
金史良
久米正雄
甲賀三郎
蘭郁二郎
アントン・チェーホフ
林不忘
吉川英治
柳田国男