“革堂”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
こうどう	50.0%
こうとう	33.3%
かうどう	16.7%

こうどう

「今物語」に、或る五位の蔵人が、革堂（こうどう）で窈窕（ようちょう）たる佳人を見てそれに懸想し、そのあとをつけて行ったところが、一条河原の浄人（きよめ）の小屋に這入ったという話がある。

賤民概説 (新字新仮名) ／ 喜田貞吉(著)

こうとう

やがて東のかた百万遍（ひゃくまんべん）、革堂（こうとう）（行願寺）のあたりにも火の手が上ります。

雪の宿り (新字新仮名) ／ 神西清(著)

かうどう

或蔵人の五位、月隈なかりける夜革堂（かうどう）へ参りけるに、いと美しげなる女房の、一人参りあひたりける。

くぐつ名義考：古代社会組織の研究 (新字新仮名) ／ 喜田貞吉(著)

“革堂（行願寺）”の解説

行願寺（ぎょうがんじ）は、京都市中京区行願寺門前町にある天台宗の寺院。山号は霊麀山（れいゆうざん）。本尊は千手観音。通称は革堂（こうどう）。西国三十三所第19番札所。洛陽三十三所観音霊場第4番札所。西国三十三所で唯一の尼寺である。
本尊真言：おん ばざら たらま きりく そわか
ご詠歌：花を見ていまは望みも革堂の　庭の千草（ちぐさ）も盛りなるらん
(出典:Wikipedia)

革	常用漢字 小６ 部首:⾰ 9画
堂	常用漢字 小５ 部首:⼟ 11画