“微茫”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
びぼう71.4%
かすか14.3%
びばう14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“微茫”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それすらもう水煙微茫びぼうの間に見えなくなって、オークランド岡のいただきも地平線の下にしずんでしまった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
飛沫しぶきのなかを、消えあるいは点いて……闇の海上をゆく微茫びぼうたる光があった。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そりを打った中折れの茶のひさしの下から、深きまゆを動かしながら、見上げる頭の上には、微茫かすかなる春の空の、底までもあいを漂わして、吹けばうごくかと怪しまるるほど柔らかき中に屹然きつぜんとして、どうする気かとわぬばかりに叡山えいざんそびえている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まことれ一の夢幻界なり。湾に沿へる拿破里ナポリまちは次第に暮色微茫びばうの中に没せり。
ヴエスヴイオ山 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)