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『ヴエスヴイオ山』
ふりがな文庫
『
ヴエスヴイオ山
(
ヴェスヴィオさん
)
』
ポンペイの街をやうやく見物してしまつて、午過ぎて入口のところの食店で赤葡萄酒を飲み、南伊太利むきの料理を食べて疲れた身心を休めてゐる。それから、此処で発掘した小さい瓶子などを並べて売るのをのぞくが、値が相当に高いので買ふ気にならない。 そこ …
著者
斎藤茂吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「思想」1929(昭和4)年5月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
饗
(
さん
)
熾
(
さかり
)
片端
(
かたは
)
甲斐
(
かひ
)
復
(
ま
)
巌角
(
いはかど
)
微茫
(
びばう
)
一荷
(
いつか
)
雨滴
(
うてき
)
顛
(
ころが
)
淡青
(
たんせい
)
驚愕
(
きやうがく
)
驢
(
うさぎうま
)
切
(
しき
)
出
(
い
)
明
(
あか
)
方嚮
(
はうかう
)
漸
(
やうや
)
葡萄
(
ぶだう
)
是
(
こ
)
溜
(
た
)
手巾
(
ハンカチ
)
氷
(
こほり
)
形貌
(
けいばう
)
市
(
まち
)
熾
(
さかん
)
島嶼
(
たうしよ
)
好
(
よ
)
奈何
(
いか
)
硫黄
(
いわう
)
咽
(
む
)
真
(
まこと
)
苔
(
こけ
)
草寮
(
こや
)
芙蓉
(
ふよう
)
胡桃
(
くるみ
)
眸
(
ひとみ
)
護
(
まも
)
遙々
(
はるばる
)
驢馬
(
ろば
)
騎
(
の
)
食店
(
レストラン
)
飆々
(
へうへう
)
顛落
(
てんらく
)
隠蔽
(
いんぺい
)
陰霽
(
いんせい
)
闇黒
(
あんこく
)
藪
(
やぶ
)
逢遇
(
ほうぐう
)
迸
(
ほとばし
)
濡
(
ぬ
)
謂
(
い
)
諦
(
あきら
)
詞
(
ことば
)
観
(
み
)
衝
(
つ
)
忽
(
たちま
)
傭
(
やと
)
前行
(
ぜんかう
)
午
(
ひる
)
叶
(
かな
)
呑
(
の
)
咽喉
(
のど
)
坑中
(
かうちゆう
)
奈何
(
いかん
)
将
(
まさ
)
小粒
(
こつぶ
)
屏息
(
へいそく
)
山人
(
やまびと
)
嵌
(
は
)
弄
(
もてあそ
)
心裡
(
しんり
)
直上
(
ちよくじやう
)
戴
(
いただ
)
捉
(
とら
)
攀
(
よ
)
暫
(
しばら
)
村邑
(
そんいふ
)
松明
(
たいまつ
)
此処
(
ここ
)
濛々
(
もうもう
)
為方
(
しかた
)
然
(
しか
)
爾来
(
じらい
)
玻璃
(
はり
)
珈琲
(
コーヒー
)
瓶子
(
へいし
)
生々
(
なまなま
)