ヴエスヴイオ山ヴェスヴィオさん
ポンペイの街をやうやく見物してしまつて、午過ぎて入口のところの食店で赤葡萄酒を飲み、南伊太利むきの料理を食べて疲れた身心を休めてゐる。それから、此処で発掘した小さい瓶子などを並べて売るのをのぞくが、値が相当に高いので買ふ気にならない。 そこ …
作品に特徴的な語句
さん さかり 片端かたは 甲斐かひ 巌角いはかど 微茫びばう 一荷いつか 雨滴うてき ころが 淡青たんせい 驚愕きやうがく うさぎうま しき あか 方嚮はうかう やうや 葡萄ぶだう 手巾ハンカチ こほり 形貌けいばう まち さかん 島嶼たうしよ 奈何いか 硫黄いわう まこと こけ 草寮こや 芙蓉ふよう 胡桃くるみ ひとみ まも 遙々はるばる 驢馬ろば 食店レストラン 飆々へうへう 顛落てんらく 隠蔽いんぺい 陰霽いんせい 闇黒あんこく やぶ 逢遇ほうぐう ほとばし あきら ことば たちま やと 前行ぜんかう ひる かな 咽喉のど 坑中かうちゆう 奈何いかん まさ 小粒こつぶ 屏息へいそく 山人やまびと もてあそ 心裡しんり 直上ちよくじやう いただ とら しばら 村邑そんいふ 松明たいまつ 此処ここ 濛々もうもう 為方しかた しか 爾来じらい 玻璃はり 珈琲コーヒー 瓶子へいし 生々なまなま