“坑中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうちゆう50.0%
こうちゅう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一道の火柱直上ちよくじやうして天をき、ほとばしでたる熱石は「ルビン」をめたる如き観をなせり。されど此等の石は或は再び坑中かうちゆうに没し、或は灰の丘に沿ひてころがり下り、た我等の頭上に落つることなし。
ヴエスヴイオ山 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
吹聴の程度が木村氏の偉さと比例するとしても、木村氏と他の学者とを合せて、一様に坑中こうちゅうに葬り去った一カ月前の無知なる公平は、全然破れてしまった訳になる。
学者と名誉 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)