“坑外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おか33.3%
そと33.3%
しゃば33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坑外おかへ出るだけでも、八百尺をケージで昇り、——それは三越の六倍半だ——それから一町の広い横坑を歩かねばならない。
土鼠と落盤 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「この二人でございますね? ハイ、確かに、十時二十分頃から十時半までの間に、ケージから坑外そとへ出て行きました」
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
何か事があって、坑外しゃばへ出て行くにも行かれない地獄へ来てしまったような心細さに襲われた。鉱脈は五百米附近から、急に右の方へはゞが広くなって来た。
土鼠と落盤 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)