“坑夫”の読み方と例文
読み方割合
こうふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人の坑夫こうふのことだって、あの二十人百人の仲間なかまがけっして見殺みごろしにはしないじゃないか。おまえさん、それはよく知っているくせに
「いや、わかいことはないだろう。百しゃくばかりげたら、いい鉱脈こうみゃくにぶっつかるようながするが。」と、一人ひとり坑夫こうふは、自信じしんありそうにいいました。
一郎はまるで坑夫こうふのようにゆっくり大股おおまたにやってきて、みんなを見て「した」とききました。みんなははじめてがやがや声をたててその教室の中の変な子を指しました。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)