“大股”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおまた86.7%
おほまた12.7%
ろっぽう0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これだけ云うと、久之進は大股おおまたにそこを去っていった、……小萩は失神したもののように馬上にうち伏したまま身動きもしなかった。
粗忽評判記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その男は大股おほまたに右手に入った。それから小さな親切さうな青いきものの男がどうしたわけか片あしにリボンのやうにはんけちを結んでゐた。
花椰菜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
揚幕から出て来た数人の俳優が、舞台でおきまりの大股ろっぽうを踏んで大威張りで高めた通廊を歩く。その中で最も立派な役者は、子供が持つ長い竿の先端についた蝋燭の光で顔を照らされる。