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『粗忽評判記』
ふりがな文庫
『
粗忽評判記
(
そこつひょうばんき
)
』
苅田久之進は粗忽者という評判である。粗忽者といってもどの程度に粗忽なのかはよく分らない、いちどそういう評判をとってしまうとつまらぬ失策まで真らしく喧伝されるもので、ときには他人の分まで背負わされることも珍しくはない。これはつまり何々の粗忽が …
著者
山本周五郎
初出
「富士」大日本雄辯會講談社、1929(昭和14)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約47分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
失策
(
しくじっ
)
掬
(
く
)
喧嘩
(
げんか
)
可笑
(
おかし
)
関
(
かか
)
秘
(
ひそ
)
覓
(
みつ
)
訊
(
たず
)
誼
(
よしみ
)
貶
(
おと
)
穿
(
うが
)
容
(
かたち
)
睨
(
ね
)
番
(
つが
)
艶
(
つや
)
縺
(
もつ
)
罵
(
ののし
)
籠手
(
こて
)
肯
(
き
)
膝
(
ひざ
)
蔑
(
さげす
)
箭
(
や
)
窺
(
うかが
)
稚
(
おさな
)
硯
(
すずり
)
瞠
(
みは
)
眸子
(
ひとみ
)
眩
(
まぶ
)
眉間
(
みけん
)
賭
(
か
)
黒子
(
ほくろ
)
鵯
(
ひよどり
)
顛転
(
てんてん
)
頷
(
うなず
)
鞘
(
さや
)
閨門
(
けいもん
)
長袴
(
ながばかま
)
遮
(
さえぎ
)
跨
(
また
)
莫逆
(
ばくぎゃく
)
詫
(
わ
)
許嫁
(
いいなずけ
)
見戍
(
みまも
)
襖
(
ふすま
)
燐
(
りん
)
蒼白
(
あおじろ
)
蒟蒻
(
こんにゃく
)
蒙
(
こうむ
)
萠
(
も
)
咎
(
とが
)
寵愛
(
ちょうあい
)
容易
(
たやす
)
奥田
(
おくだ
)
大股
(
おおまた
)
壬生
(
みぶ
)
国許
(
くにもと
)
嗤
(
わら
)
嗜
(
たしな
)
喧伝
(
けんでん
)
唸
(
うな
)
小萩
(
こはぎ
)
呷
(
あお
)
呶鳴
(
どな
)
呟
(
つぶや
)
呆気
(
あっけ
)
双眸
(
そうぼう
)
友誼
(
ゆうぎ
)
厨
(
くりや
)
勿論
(
もちろん
)
凛
(
りん
)
仔細
(
しさい
)
揃
(
そろ
)
癇癪
(
かんしゃく
)
些細
(
ささい
)
滲
(
にじ
)
温和
(
おとな
)
歴々
(
ありあり
)
枉
(
ま
)
松平
(
まつだいら
)
来駕
(
らいが
)
木偶
(
でく
)
昵懇
(
じっこん
)
皺
(
しわ
)
捻
(
ひね
)
拵
(
こしら
)
拝揖
(
はいゆう
)
我儘
(
わがまま
)
憂悶
(
ゆうもん
)
忿懣
(
ふんまん
)
志摩
(
しま
)
微
(
かす
)
庇
(
かば
)