“志摩”の読み方と例文
読み方割合
しま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
志摩しまが國立公園と極まり、この横山が其樞要な場所になるものとして、此等の人々は其日を待つてゐる事が話の模樣から分つた。
横山 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
吹田村すゐたむら氏神うぢがみの神主をしてゐる、平八郎の叔父宮脇志摩しまの所へ捕手とりての向つたのは翌二十日で、宮脇は切腹して溜池ためいけに飛び込んだ。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そのうちに文字の読める子供が俗名しまという祖母の名を見つけだし、その祖母の生家が志摩しまという姓であることと思い合せて大発見をでもしたようにいった。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)