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志摩
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しま
ふりがな文庫
“
志摩
(
しま
)” の例文
志摩
(
しま
)
が國立公園と極まり、この横山が其樞要な場所になるものとして、此等の人々は其日を待つてゐる事が話の模樣から分つた。
横山
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
吹田村
(
すゐたむら
)
で
氏神
(
うぢがみ
)
の神主をしてゐる、平八郎の叔父宮脇
志摩
(
しま
)
の所へ
捕手
(
とりて
)
の向つたのは翌二十日で、宮脇は切腹して
溜池
(
ためいけ
)
に飛び込んだ。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
そのうちに文字の読める子供が俗名しまという祖母の名を見つけだし、その祖母の生家が
志摩
(
しま
)
という姓であることと思い合せて大発見をでもしたようにいった。
暦
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
ここで
近畿
(
きんき
)
地方というのは便宜上、京都や大阪を中心に
山城
(
やましろ
)
、
大和
(
やまと
)
、
河内
(
かわち
)
、
摂津
(
せっつ
)
、
和泉
(
いずみ
)
、
淡路
(
あわじ
)
、
紀伊
(
きい
)
、
伊賀
(
いが
)
、
伊勢
(
いせ
)
、
志摩
(
しま
)
、
近江
(
おうみ
)
の諸国を包むことと致しましょう。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
かようの次第で、
御世
(
みよ
)
ごとに
志摩
(
しま
)
の國から魚類の
貢物
(
みつぎもの
)
を
獻
(
たてまつ
)
る時に猿女の君等に
下
(
くだ
)
されるのです。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
それが
紀州
(
きしゅう
)
沖から、
志摩
(
しま
)
半島沖、更に東に進んで
遠州灘
(
えんしゅうなだ
)
沖と、だんだん帝都に接近してきた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
志摩
(
しま
)
の女王」と名づけられた、その道の人は誰でも知っている、日本随一の大真珠で、産地は志摩国
大王崎
(
だいおうざき
)
の沖合、
鮑貝
(
あわびがい
)
中から発見された珍らしい天然真珠、形は見事な
茄子
(
なす
)
形
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「浜松から遠くもない、こんな小島に
長居
(
ながい
)
は危険です。わたくしの考えでは、夜のあけぬまえに、
渥美
(
あつみ
)
の海へこぎだして、
伊良湖崎
(
いらこざき
)
から
志摩
(
しま
)
の国へわたるが一ばんご無事かとぞんじますが」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
祖「
千万
(
せんばん
)
有難う存じます……
志摩
(
しま
)
殿、
幸五郎
(
こうごろう
)
殿御苦労さまで」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「愛宕下の
志摩
(
しま
)
侯を招いて来い」
粗忽評判記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
志摩
(
しま
)
のあねらは何
食
(
く
)
て
肥
(
こ
)
える
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
日
(
ひ
)
は
麗
(
うら
)
らかに
志摩
(
しま
)
の
國
(
くに
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
志摩
(
しま
)
の稲垣氏の
家世
(
かせい
)
は今
詳
(
つまびらか
)
にすることが出来ない。しかし抽斎の祖父清蔵も恐らくは
相貌
(
そうぼう
)
の立派な人で、それが父允成を経由して抽斎に遺伝したものであろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
志摩
(
しま
)
のはて
安乘
(
あのり
)
の
小村
(
こむら
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
志摩
(
しま
)
の女王
灰色の巨人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
般若寺村
(
はんにやじむら
)
の庄屋橋本忠兵衛の娘みねが十七歳、平八郎が叔父宮脇
志摩
(
しま
)
の二女を五年前に養女にしたいくが九歳、大塩家にゐた女は此三人で、それに去年の暮にみねの生んだ
弓太郎
(
ゆみたらう
)
を附け
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
志摩
(
しま
)
の
果
(
はて
)
安乘
(
あのり
)
の
小村
(
こむら
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
“志摩”の意味
《固有名詞》
志摩(しま)
旧国名の一つ。志摩国。
三重県にある地名。志摩市。
(出典:Wiktionary)
志
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
摩
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“志摩”で始まる語句
志摩守
志摩国
志摩子
志摩津