“和泉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いずみ86.9%
いづみ13.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもその酢売は和泉いずみの国と名乗り、薑売は山城やましろの国と名乗つて居る処を見ると、これらの処が酢または薑の産地であつた事もわかる。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
今日こんにち入船にゅうせんは大和の筒井順慶つついじゅんけい和泉いずみ中村孫兵次なかむらまごへいじ茨木いばらき中川藤兵衛なかがわとうべえ、そのほか姫路ひめじからも外濠そとぼりの大石が入港はいってまいりますはずで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとへば、淡路あはぢ和泉いづみあひだうみは、古來こらい茅渟ちぬうみせうたつたのを、今日こんにちはこの名稱めいせうばないで和泉洋いづみなだまたは大阪灣おほさかわんせうしてゐる。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
和泉いづみの山の茸狩たけがりの思ひ出は、十二三の年になりますまで四五年の間は一日も忘れることが出来なかつた程の面白いことでした。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)