“山城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やましろ80.9%
やまじろ14.9%
さんじょう2.1%
やしろ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀元千四百五十四年(西暦七九四)、第五十代桓武くわんむ天皇は、山城やましろ葛野かどの宇太野うだのに都をさだめられた。これが平安京、現在の京都である。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
稲葉山城の白壁にも、日永ひながの陽があたっている。惰気だき倦怠けんたい陽炎かげろうが、そこの白壁にも見てとれる。そんな日に、絶頂の山城やまじろふもとから仰ぐと
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
展望するに、はてしない平野の銀と緑と紫の煙霞えんかがある。山城さんじょうとしてのこのプランは桃山時代のすいを尽くした城堡じょうほう建築の好模型だというが、そういえばよくうなずかれる。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)