“般若寺村”の読み方と例文
読み方割合
はんにやじむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平八郎のめかけ以下は、初め般若寺村はんにやじむらの橋本方へ退いて、それから伊丹いたみの紙屋某かたへ往つたのである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
白井孝右衛門かうゑもんをひ儀次郎ぎじらう般若寺村はんにやじむらの百姓卯兵衛うへゑは死罪、平八郎のめかけゆう、美吉屋の女房つね、大西与五郎と白井孝右衛門のせがれで、をさない時大塩の塾にゐたこともあり
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
般若寺村はんにやじむらの庄屋橋本忠兵衛の娘みねが十七歳、平八郎が叔父宮脇志摩しまの二女を五年前に養女にしたいくが九歳、大塩家にゐた女は此三人で、それに去年の暮にみねの生んだ弓太郎ゆみたらうを附け
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)