“般若寺”の読み方と例文
読み方割合
はんにゃじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜなら、正成が大和の般若寺はんにゃじへたどりつくいぜんに、宮の潜伏は、はや幕軍の知るところとなっていたからである。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
刑後、重衡の首は、治承の戦に伽藍がらんを焼き亡ぼした時に陣を敷いた般若寺はんにゃじの大鳥居の前に釘づけにしてさらされた。
三人に槍三本、鉄砲一挺、半弓一張とちゃんと格式を守って大手を振っているのである。若党、小姓、足軽、人足合せて二十人、奈良般若寺はんにゃじ口から坂道を登り木津から、笠置を経て、笠置街道を進む。
鍵屋の辻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)