“大般若経”の読み方と例文
読み方割合
だいはんにゃきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、怪異が気になるので大般若経だいはんにゃきょうなどを読んでもらったりしているうちに、これも病気になって歿くなったので秋山家も断絶した。
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
のみならず、金堂こんどうの深くから、今日も大般若経だいはんにゃきょうの転読の声がながれていた……。公綱はあやしみながら、秋ノ坊から別当職の者を呼び出して
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いよいよ怒った山門の衆徒達は、今は、唯、憎い関白を、祈り殺せとばかり、七社の神輿を、根本中堂こんぽんちゅうどうに振上げて、その前で七日間、大般若経だいはんにゃきょうを読み続けた。