“大般若”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいはんにゃ88.9%
だいはんにや11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また大床のすみにすえてあった大般若だいはんにゃ経唐櫃きょうからびつのまえに立ち、中の経文きょうもんをつかみ出して、その底までをしらべていたが、やがてのこと
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
組み伏せて『大般若だいはんにゃ』を繰り、『心経しんぎょう』を読み、大勢集まりて一心に祈りければ、山々の天狗名乗りつつ退く。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
又、もう二足三足で、豆小僧は悪魔におさへられようとする、あぶない目にあひましたので、今度は三枚目の大般若だいはんにやのお守札をそこへ投げました。
豆小僧の冒険 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
大般若だいはんにやのお札といつて、なか/\有難いものだ。もし今日お前が山に行つて、何か恐ろしいめにあつたなら、その一枚をそこに投げて、逃げるのだよ。
豆小僧の冒険 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)