“だいはんにゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大般若100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俊寛 あの時成親殿は八幡はちまん甲良大明神こうらだいみょうじんに百人の僧をこもらせて、大般若だいはんにゃ七夜ななよの間ぎょうじさせました。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
仏餉ぶっしょう献鉢けんばち、献燈、献花、位牌堂いはいどう回向えこう大般若だいはんにゃの修行、徒弟僧の養成、墓掃除そうじ、皆そのとおり、長い経験から、ずいぶんこまかいところまでこの人も気を配って来た。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
聖護院無品親王しょうごいんむほんしんのう(静恵)が御違例の時、医療の術を尽されたが、しるしが無い。大般若だいはんにゃの転読、祈祷皆そのしるしなく既に危くおわしました時、上人を招請されたことがある。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)