“七夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななよ54.5%
しちや27.3%
なゝよ9.1%
ひちや9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俊寛 あの時成親殿は八幡はちまん甲良大明神こうらだいみょうじんに百人の僧をこもらせて、大般若だいはんにゃ七夜ななよの間ぎょうじさせました。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
「手前どもでも初めての孫が生まれまして、昨晩は七夜しちやを祝いました。いろいろごだごだいたしました。さだめし、おやかましかろうと存じます。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
みづぬるき運河のうへ七日なのか七夜なゝよを舟にて行くを思はしむ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
七夜ひちや奉書ほうしょの紙に名前を書いて命名が済んだ。産婆からいい名前だとほめられたのが、お世辞にせよ彼には嬉しかった。
幻の彼方 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)