“だいはんにゃきょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
大般若経100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白鞍しろくら置いた馬、白覆輪しろふくりんの太刀、それに鎧一領をえ、徒者数人に曳き持たせ、正成は天王寺へ参詣し、大般若経だいはんにゃきょう転読てんどくの布施として献じ、髯の白い老いた長老に会い、正成不肖の身をもって
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大般若経だいはんにゃきょうだの漢籍みたいな物ばかり持って来たのじゃ、色気がなさ過ぎて、仏法弘通ぶっぽうぐつうの方便でないと考えたにちがいないさ
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後白河院の後楯うしろだてがあるものの、どうも形勢不利とみて、この上は、天の助けにすがるよりほかはないと思い立った成親は、男山おとこやま石清水八幡宮いわしみずはちまんぐうに、百人の坊主を頼んで、七日間、大般若経だいはんにゃきょう