赤坂城の謀略あかさかじょうのからくり
(これは駄目だ) と正成は思った。 (兵糧が尽き水も尽きた。それに人数は僅か五百余人だ。然るに寄手の勢と来ては、二十万人に余るだろう。それも笠置を落城させて、意気軒昂たる者共だ。しかも長期の策を執り、この城を遠征めにしようとしている。とうて …
作品に特徴的な語句
きたり かわ たたかい とぼそ 手腕てなみ しゅ つぶ 樵夫やまがつ 汝等おのれら 隅田すみた 如何いかが うれい 現代いまのよ ただ 草創そうそう 衰弱おとろ 迂回まわ かんが おごそ 報知しら 塵埃じんあい 奪回とりかえ たび おもむろ 柱松はしらもと 疲労つか ひるが たきぎ はかりごと ともがら 一旦いったん あらかじ 云為うんい 人君じんくん 人王じんおう 余燼よじん 余騎よき 公綱きんつな つわもの うまや 合戦かっせん 君公きみ 四辺あたり 囲繞いにょう 坂東ばんどう 埋没まいぼつ 外山とやま 外目よそめ 失墜しっつい 孔明こうめい やす 定仏じょうぶつ 宿所しゅくしょ 寄手よせて 尽瘁じんすい あが みかど 幔幕まんまく 弦鳴つるな 張良ちょうりょう 当手とうて 御意ぎょい しの かたじ 快然かいぜん うやうや 悪逆あくぎゃく おし 惰気だき かす 援兵えんぺい 敵影てきえい おい 早馬はやうま 東魚とうぎょ 楠氏なんし 正季まさすえ 正成まさしげ 正遠まさとお 武夫もののふ 武威ぶい 殲滅せんめつ 沈思ちんし 河内かわち 油断ゆだん 流石さすが おぼ すみ ほのお 獼猴びこう いらか あと 白鞍しろくら 秋篠あきしの