“公綱”の読み方と例文
読み方割合
きんつな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こうこうの先陣は、公綱きんつなが受け持った。千早一番乗りは公綱がつかまつれば、この手はおまかせねがいたい」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かかる我君の手腕てなみにも恐れず、公綱きんつなわずか七百余騎にて二千余騎のわが軍に向うというは、先般の負戦に負腹たて、無二無三に仕掛くるものと存じまする。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
宇都宮治部大輔じぶだゆう公綱きんつなは、東北の大族である。美濃入道の息子で、大剛の聞えがあった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)