“公孫樹”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いちょう58.8%
いてふ20.6%
いちょうのき11.8%
こうそんじゅ5.9%
こうそんじゆ2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“公孫樹”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 戯曲1.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
午前の日光のなかで静かに影を畳んでいた公孫樹いちょうは、一日が経たないうちにもうこがらしが枝をまばらにしていた。
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
公孫樹いちょうのある地主の家では井戸換えの模様らしく、一団の人々が庭先に集ってまぶしく立働いているさまが見える。
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)
それから又苔類、士馬※すぎごけ類、羊齒しだ類、木賊とくさ類、蘇鐵そてつ類、公孫樹いてふ類、被子植物の中の單、雙子葉顯花植物類等にも、發光する種類があるさうだ。
光る生物 (旧字旧仮名) / 神田左京(著)
眞黄色まつきいろ公孫樹いてふ一本ひともと
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
公孫樹いちょうのきのお夏というからには、女に化けるに相違ない。素晴しい美男の拙者参って、あべこべに狐めをたぶらかそうぞ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
笠森お仙、公孫樹いちょうのきのお藤、これは安永の代表的美人、しかしもうそれは過去の女で、この時代ではこのお杉が、一枚看板となっていた。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ここにおいて浅草観音堂の銀杏はけだし東都の公孫樹こうそんじゅ中のかんたるものといわねばならぬ。
「今晩は旧暦によりますと、霜月しもつきの十六日。夜の十時には月高くお裏山の公孫樹こうそんじゅにかかって、老梟寒飢ろうきょうかんきに鳴く。一陣の疾風雑木林を渡って、颯々さつさつの声あり」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
公孫樹こうそんじゆ黄にして立つにふためきて野の霧くだる秋の夕暮
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)