“坂東”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんどう94.7%
ばんどうめぐ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれの部下には、奥州歴戦の老兵士だの、坂東ばんどうそだちの荒武者が多い。子の義朝、頼賢よりかた、頼仲などの名も、市人におそれられている。
天平勝宝七歳二月、坂東ばんどう諸国の防人さきもり筑紫つくしに派遣して、先きの防人と交替せしめた。その時防人等が歌を作ったのが一群となって此処に輯録せられている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
見たこともない坂東ばんどうめぐ巡りの巡礼女じゅんれいおんなが、いきなり年をきいたりジロジロと顔ばかり見つめてくるのが、なんとなくうす気味きみのわるいようでもあった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)