“ばんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
坂東78.3%
阪東17.4%
万道4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天平勝宝七歳二月、坂東ばんどう諸国の防人さきもり筑紫つくしに派遣して、先きの防人と交替せしめた。その時防人等が歌を作ったのが一群となって此処に輯録せられている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
造酒は、かたわらの愛刀、阪東ばんどうろう幸村ゆきむらって野分のわけの称ある逸剣を取って、ニヤニヤ笑いながら、「金打きんちょうしよう」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そうしてそのけ目からは、言句ごんくに絶した万道ばんどう霞光かこうが、洪水のようにみなぎり出した。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)