“敵影”の読み方と例文
読み方割合
てきえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ、あるかぎりな矢も、これぎりとする大木や大石も、地鳴りとともにって、崖の肌から敵影てきえいをなだれに捲いて拭き去った。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも敵影てきえいたくみにカムフラージュされて、我々はそのねらいどころが見付からないのです。で先刻せんこく申しあげたように、あなたの御尽力ごじんりょくを乞いたいわけです。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
事実敵影てきえいはないのであった。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)