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敵持
ふりがな文庫
“敵持”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かたきも
75.0%
かたきもち
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたきも
(逆引き)
「ナニ、
奇怪
(
きっかい
)
な言葉のはしばし——手を下して恨みを晴らすべきものをも、討たずに忍んでいると言うのか? そなたは
敵持
(
かたきも
)
ちか? これ、雪之丞」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
というわけには行かないのであるから、小次郎を一度打ち込むと、
敵持
(
かたきも
)
ちになったのも同じだといって、そういう彼の異常な
執拗
(
しつよう
)
を、同門の者はよくいわなかった。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
敵持(かたきも)の例文をもっと
(6作品)
見る
かたきもち
(逆引き)
或る大藩の家中が、人殺しをして
敵持
(
かたきもち
)
となり、遂に部落に隠れて今が三代目だという実話も聞いた。
エタ源流考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
「こいつ、うっかり話も出来ないが、もう三十年も前の事だし、私も捨てても惜しいほどの命でもないから、今晩は思い切って話しましょう。——何を隠そう、この藤枝蔵人は、実は
敵持
(
かたきもち
)
なのですよ」
銭形平次捕物控:087 敵討果てて
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
敵持(かたきもち)の例文をもっと
(2作品)
見る
敵
常用漢字
小6
部首:⽁
15画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“敵”で始まる語句
敵
敵愾心
敵討
敵手
敵役
敵娼
敵打
敵愾
敵同士
敵方
“敵持”のふりがなが多い著者
三上於菟吉
中里介山
喜田貞吉
吉川英治
山本周五郎
野村胡堂