“かたきも”の漢字の書き方と例文
語句割合
敵持100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「心願とは古風じゃないか、まさか敵持かたきもちというわけでもないだろう」
これからまた持役もちやくを替えて踊ってみてえんで……その机竜之助という剣術の先生、それは敵持かたきもちのお方でござんしたね、敵とねらう相手がちょうど船で清水の港へ来ているんで。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「時に、友様、わしは今までお前に向って隠していたが、実は敵持かたきもちの身なんだ」
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)