“敵娼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいかた93.8%
あひかた6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ故娑婆しゃばの悦びもこれでおしまいかと思えば興奮のあまり、昨夜敵娼あいかたの頬をメロンだメロンだと叫んでかぶりついたのであるが
天馬 (新字新仮名) / 金史良(著)
と誘われてくと、悪縁と云うものは妙なもので、増田屋の小増は藤屋七兵衞の敵娼あいかたに出る、藤屋七兵衞の年は二十九だが、品が好い男で
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「もう半年も前のことやよつて、今でもそこに居やはるかどうか知れへんけれど、うちへ来る牛乳屋ぎうちやはんが遊びに登楼あがらはつたら、そしたらその敵娼あひかたはんが、どうどツしやらう、お信さんどしたいふやおまへんか。」
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)