“帝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みかど89.9%
てい9.2%
ミカド0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みかども御心配のあまりに行幸あそばされた。御衰弱あそばされた院は東宮のことを返す返す帝へお頼みになった。次いで源氏に及んだ。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「この結目を解いたものは東方のていたらんと云う神託しんたくを聞いたとき、アレキサンダーがそれなら、こうするばかりだと云って……」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おほくにぬしが、白兎をいたはつた様に、此ミカドにも、民のかまどの「仁徳」がある。此帝の事蹟では、儒者の理想に合する部分だけが、強調して現されてゐる。
万葉びとの生活 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)