“煬帝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようだい53.8%
やうだい46.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武帝はけっして庸王ようおうではなかったが、同じく庸王ではなかったずい煬帝ようだい始皇帝しこうていなどと共通した長所と短所とをっていた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
あるいはまた、「煬帝春游古城在。壊宮芳草満人家。〔煬帝ようだい春游しゅんゆうせる古城こじょうり。壊宮かいきゅう芳草ほうそう 人家じんかつ。〕」
もとわたくしは支那の古医書の事にはくらいが、此にちとの註脚を加へて、遼豕れうしそしりを甘受することとしよう。病源候論は隋の煬帝やうだいの大業六年の撰である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
中にはまた、そこを色々とあげつらつて大殿樣の御性行を始皇帝や煬帝やうだいに比べるものもございますが、それは諺に云ふ群盲の象を撫でるやうなものでもございませうか。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)