“満”のいろいろな読み方と例文
旧字:滿
読み方(ふりがな)割合
40.4%
みた17.4%
まん12.8%
まる8.3%
みち5.5%
みつ2.8%
くち1.8%
つま1.8%
みて1.8%
0.9%
(他:7)6.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“満”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
すみれちたいけと見る、鴛鴦えんわうふすま寝物語ねものがたりに——主従しゆじう三世さんぜ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
煬帝ようだい春游しゅんゆうせる古城こじょうり。壊宮かいきゅう芳草ほうそう 人家じんかつ。
しかし目に見えない将来の恐怖ばかりにみたされた女親の狭い胸にはかかる通人つうじんの放任主義は到底れられべきものでない。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
作家が全てを語ることは不可能である。我々の生活をみたしている無数のつまらぬ出来事を一々列挙するとせば、毎日少くも一巻を要すであろう。
更に麦酒ビイルまんを引きし蒲田は「血は大刀にしたたりてぬぐふにいとまあらざる」意気をげて、
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
くわッとはるかなまとを見、弦絃げんげん二つにって、キリッ、キリッと、しずかにまんをしぼりこんでゆく。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「女の子で。そうですか、もうまる一つに近いにしては痩せている。乳がよく出ないので? そいつあいけねえ、かあいそうに」
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悲報の早駕が、如意輪寺の門前についたのはまる二日目の夕方である。境内の月巣庵に障子からほのかなあかりが洩れていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此時にいたりて焼飯を売たる農夫のうふはらへりつかれ、商人は焼飯にはらみち足をすゝめてゆく
と口はやわらかにものいへども、胸にみちたる不快の念は、包むにあまりてでぬ。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
しかしみつればくるの比喩ひゆれず、先頃から君江の相貌そうぼうがすこし変ってきた。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
おなじく三十日には、寛は蕨を採りて喰料を補わんとして、草鞋はきにて藁叺わらかますを脊負い、手には小なる籠を持ち、籠にみつる時は藁叺に入るる事とせり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
結い了う頃は最う午砲ドンだけれど、お昼はおなかくちくて食べられない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
小僧、立つな立つな見ていて腹はくちくならない、と言われた事さえあるんだから。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
上さんは、真実まったくそれがつまらない、気毒な引込思案であるかのように、色々の人々の場合などを話して勧めた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
詩吟しぎん口吟くちずさむとか、清元きよもとをやるとか、何か気をまぎらして、そんなつまらぬかんがえ打消うちけすと
死神 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
光をもあめみてたる月夜かな 生阿せいあ
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
或年あるとしの住僧此塔の出たる時天を拝していのる、我法華ほつけ千部読経どくきやうぐわんあり、今一年にしてみてり、何とぞ命を今一年のばし玉へと念じて、かの塔を川中のふちなげこみたり。
難民は腹のちい連中のことをぶすくさ言う。穀物のどっさりある連中は、難民のことをぶすくさ言う。そうとも。……飢えのため人間は頭が変になる。どんする、兇暴になる。飢えは甘いもんじゃない。飢えりゃ乱暴なことも言う、盗みもする、いやもっと悪い事だってしかねない。
(新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
笑うのも無理はない、王の前には大きい酒のかめが幾つも並んでいて、どの甕にも緑の酒があふれ出しそうになみなみと盛ってあった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「ああ、腹がった」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父を斬つた者の名が、二ツ田ノしおといふと聞かれて、媛は塩だちをされたのであつたな。そのとき、背の皇子のあまりに歎かせらるる有様を見て……あれはその……なんと言つたかな……さう、川原かわらふひとまろ……その満が奉つた歌だつた。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
ヤア今日は、みつるさんはまだ帰るとも帰らねいとも分らねいかね。多分帰っては来めい。だから私は若い者を東京へ出すのがイヤだというのさ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
御馳走しても張合はりあいのある人に食べさせたいが、エート、もしや私の不在中るすちゅうに大原みつるという人は年始に来なかったかえ」妹「イイエまだお見えになりません」兄「では今に来るかもしれない。その大原というのは同じ学校にいた朋友だが校中第一の健啖家けんたんかで、その男の物を食べるには実に驚く。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
謝名城ジナグスク大宜味オホギミ村)の海神祭ウンジヤミのおもろには「ねらやじゆ〔潮〕すい、みなと〔湊〕じゆミチゆい……」とあつて、沖あひの事をすらしい。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
サンズレバ春風シユンプウリテ洛城ラクジヤウツ……
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
大雪タイセツ 弓刀キウタウ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
長ク英雄ヲシテ 涙エリミタシム
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)