“ミ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
16.3%
14.3%
10.2%
10.2%
8.2%
8.2%
4.1%
4.1%
4.1%
2.0%
2.0%
2.0%
2.0%
2.0%
2.0%
2.0%
2.0%
2.0%
2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其と共にウツし身にとつては恐しいが、常にある親しみを持たれてゐると期待の出来る此カクの人々が、恩寵の来訪をすると思ふ様になつたのである。
是に其妻牟久ムクの木実と赤土ハニとを、其夫に授け給えば、其木の実をクイ破り、赤土を含みて唾き出し出し給えば、其大神呉公を咋破りて唾出すと思して、心にしく思して、ミネましき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
名はこと/″\しくて、のないこの羽左衛門論も、やつと改名の時まで漕ぎつけた。これで、彼の芸の過程と伝統との一部にもふれた。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
不滅フメツ真理シンリ微笑ホホエンデオシエル、「一長一短イッチョウイッタン。」ケサ、快晴カイセイ、ハネキテ、マコト、スパルタノ愛情アイジョウキミ右頬ミギホオフタツ、マタツ、ツヨツ。他意タイナシ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
花ヲツ月ニ対シキワマリ無キノウラミ
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幼い慧心院僧都が、毎日の夕燒けを見、又年に再大いに、之をた二上山の落日である。
山越しの阿弥陀像の画因 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
……insu(いきんす・んす・んす)……対話敬語
「さうや さかいに」 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一般に「ミ」にあたる万葉仮名に二類の別があって「」と「」とはそれぞれ別の類に属して互いに混同することがないということをまだ明らかにしなかったために
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
唯うつとりと、塔のモトから近々と仰ぐ、二上山の山肌に、ウツの目からは見えぬ姿をオモようとして居るのであらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
カレ御佩せる十拳剱を抜きて、後手シリエデにつきつつ、逃げ来ませるを、猶追いて、黄泉比良阪の阪本に到る時に、其阪本なる桃の三つ取りて、待ち撃給いしかば、悉くに逃げ返りき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
爾に伊邪那岐黒御鬘クロミカツラを取りて、投げ棄て給いしかば、乃ちエビカヅラりき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
サンズレバ春風シユンプウリテ洛城ラクジヤウツ……
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
大雪タイセツ 弓刀キウタウ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
この珍貴ウヅ感覚サトリを授け給ふ、限り知られぬメグみにちたよき人が、此世界の外に、居られたのである。郎女は、塗香ヅカウをとり寄せて、まづ髪に塗り、手に塗り、衣を薫るばかりに匂はした。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
秋成はかう言ふ、にあはぬ教養を受けたてあひの末路を、はりつけものだと罵つた。そんなあくたいをついた人自身、やはり何ともつかぬ、迷ひ犬の様な生涯を了へたではないか。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一般に「ミ」にあたる万葉仮名に二類の別があって「」と「」とはそれぞれ別の類に属して互いに混同することがないということをまだ明らかにしなかったために
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
町裏の 照りよどめる春波の昏れ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
また人によってはアケビはから来たものとし、またアクビから来たものともしている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
唯うつとりと、塔のモトから近々と仰ぐ、二上山の山肌に、ウツの目からは見えぬ姿をオモようとして居るのであらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
冥々メイメイ滅々、霊アラバ我心ヲラレヨ。此ヨリ天下再ビ知音チイン無カラン。嗚呼イタマシイ哉。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)