“大兵肥満”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいひょうひまん50.0%
たいひょうひまん33.3%
だいひやうひまん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんぐりまなこ団子だんごっ鼻、赤ら顔に縮れっ大兵肥満だいひょうひまんの大女なれども鬼も十八の娘盛りとて薄黒い顔に白粉おしろいをコテと塗り、太き地声を細く殺して「伯母おばさん今日こんにちは」と妙に気取って歩み来る。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
第一は長助が十八貫めもあった大兵肥満たいひょうひまんの男だったということ、第二はまえにもいったように葛飾かつしか在の草相撲ずもう上がりであったということ
大兵肥満だいひやうひまんで、容貌の醜かつた津藤は、五分月代ごぶさかやきに銀鎖の懸守かけまもりと云ふ姿で、平素は好んでめくらじまの着物に白木しろきの三尺をしめてゐたと云ふ男である。
孤独地獄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)