つま)” の例文
旧字:滿
驚きの目をみはって、父親の立寄って行くところへは、どんなつまらないものでも、小野田も嬉しそうにいて行って見せたり、説明したりした。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そんなつまらぬかんがえ打消うちけすと、結局けっく夢中にそんな所も過ぎるので、これまことによいことだと自分は思う。
死神 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
小父さんも折角来たもんだから、お酒の一口も飲まなければつまらないだろうし、阿母さんだって偶に出るんだからね
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
上さんは、真実まったくそれがつまらない、気毒な引込思案であるかのように、色々の人々の場合などを話して勧めた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)