“帝王”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていおう28.6%
ていわう28.6%
ラジャー14.3%
すめらぎ14.3%
サルタン14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生れて四十年、一たんの土と十五坪の草葺のあばらぬしになり得た彼は、正に帝王ていおうの気もちで、楽々らくらくと足踏み伸ばして寝たのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
おれんでゐると、ひめて、おれくちびる接吻せっぷんしていのちいき吹込ふきこんでくれたとた……んだもの思案しあんするとは不思議ふしぎゆめ!……すると、やが蘇生いきかへって帝王ていわうとなったゆめ
皇帝が「帝王ラジャー」を帯出せられたるは、安南独立資金をうるため、日本においてそれを売却せらるる意志なりと附会して安南政庁に密訴
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それから魔鬼のために逆様に立たせて置かれた帝王サルタンの馬丁は。ああ、あすこに頭を下にして立っている! 好い気味だな。