“姫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひめ62.0%
ひい27.8%
ヒメ5.1%
3.8%
1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、そのものは、かえりました。おちになっていたおひめさまは、どんなようすであったかと、すぐにおたずねになりました。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このひとたちはおもひ/\にだてをめぐらしてひめれようとしましたが、たれ成功せいこうしませんでした。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
そして、さらに話をつづけて、寝ずの番をするだけの勇気ゆうきのあるものには、王さまがごじぶんのおひめさまをおよめにくださるというのです。
つきもどしてさてつくづくとびけるが、歸邸きていそのまヽ暇乞いとまごひしき名殘なごりひめともはず
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ひめさまがすっかり正気しょうきがついて、がろうとしますと、すそからころころとちいさなつちがころげちました。
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「これだ。オオここだ……おひい様、この薬草園の東の方に、妙なしるしがあると思いましたが、今、一方の板をみると、その印が解いてある」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ろくでなしの和郎わろめが!……(ロミオに對ひて)もし/\、貴下こなたさまえ、最前さいぜんまうしましたが、わしひいさまが
「……いいえ……お母チャマ大変よ……アノネ……アノネ……アタチ……アノお人形のおひいチャマのおめざを、いただきに行ったのよ……ソウチタラネ……」
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
よくまァ御無事ごぶじで……ッともひいさまは往時むかしとおかわりがございませぬ。おなつかしうぞんじます……。
「貴船、こりゃなんでもひいを連れて来て、見せることじゃの、なんぼでものかわいさには折れよう」
外科室 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今、枚岡ヒラヲカ御神オンカミに仕へて居るイツヒメめる時が来ると、あの嬢子ヲトメが替つて立つ筈だ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この実をガタシあるいはヒメガタシと呼ぶのだがそれがまた木の名にも成っている。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
イツヒメもいや、人の妻と呼ばれるのもいや——で、尼になる氣を起したのでないか、と考へると、もう不安で不安でなう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
イツヒメもいや、人の妻と呼ばれるのもいや——で、尼になる氣を起したのでないか、と考へると、もう不安で不安でなう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
イツヒメもいや、人の妻と呼ばれるのもいや——で、尼になる気を起したのでないか、と考へると、もう不安で不安でなう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
またつね琥珀こはくもつおびとして、襲衣しふいうち人知ひとしれずつゝみてむ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
も こうも 亦何人なんぴとぞや、
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
つてごまかして、はへとなす、孫權そんけんしんなることをうたがうてもつはじいてかへりみてわらふといへり。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「またあんなこというてだますのや。……千代さんとこのお時さんは、天神さんのおさんになつて、齋世親王ときよしんわうと牛車の中でな、……ほゝゝゝゝ。」と、京子は若い娘のするやうに、しなを作つて、寢衣ねまきの袖で羞かしさうに、ふくれた顏を掩うた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)