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姫神
読み方 | 割合 |
ひめがみ | 87.5% |
ひめかみ | 12.5% |
ただしそれが
何うあろうとも、この
御二方が
切っても
切れぬ、
深い
因縁の
姫神であらせられることは
確かでございます。
あの
奧遙に
燈明臺があるといふ。
丘ひとつ、
高き
森は、
御堂があつて、
姫神のお
庭といふ。
丘の
根について
三所ばかり、
寺院の
棟と、ともにそびえた
茂りは、いづれも
銀杏のこずゑらしい。
遠く
岩手、
姫神、
南昌、
早池峰の四峰を
繞らして、近くは、月に名のある
鑢山、
黄牛の背に似た
岩山、杉の木立の色鮮かな
愛宕山を控へ、
河鹿鳴くなる中津川の淺瀬に跨り、水音
緩き北上の流に臨み