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ひめがみ
ふりがな文庫
“
姫神
(
ひめがみ
)” の例文
ただしそれが
何
(
ど
)
うあろうとも、この
御二方
(
おふたかた
)
が
切
(
き
)
っても
切
(
き
)
れぬ、
深
(
ふか
)
い
因縁
(
いんねん
)
の
姫神
(
ひめがみ
)
であらせられることは
確
(
たし
)
かでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
あの
奧
(
おく
)
遙
(
はるか
)
に
燈明臺
(
とうみやうだい
)
があるといふ。
丘
(
をか
)
ひとつ、
高
(
たか
)
き
森
(
もり
)
は、
御堂
(
みだう
)
があつて、
姫神
(
ひめがみ
)
のお
庭
(
には
)
といふ。
丘
(
をか
)
の
根
(
ね
)
について
三所
(
みところ
)
ばかり、
寺院
(
じゐん
)
の
棟
(
むね
)
と、ともにそびえた
茂
(
しげ
)
りは、いづれも
銀杏
(
いてふ
)
のこずゑらしい。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
微妙
(
いみじ
)
き
姫神
(
ひめがみ
)
、余りの事の霊威に
打
(
うた
)
れて、一座皆
跪
(
ひざまず
)
いて、東の空を拝みました。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
微妙
(
いみじ
)
き
姫神
(
ひめがみ
)
、
餘
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
の
靈威
(
れいゐ
)
に
打
(
うた
)
れて、
一座
(
いちざ
)
皆
(
みな
)
跪
(
ひざまづ
)
いて、
東
(
ひがし
)
の
空
(
そら
)
を
拜
(
をが
)
みました。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
姫神
(
ひめがみ
)
——明神は女体にまします——
夕餉
(
ゆうげ
)
の料に、思召しがあるのであろう、とまことに、平和な、安易な、しかも極めて奇特な
言
(
ことば
)
が一致して、裸体の白い娘でない、
御供
(
ごく
)
を残して
皈
(
かえ
)
ったのである。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
後
(
あと
)
はどう来たか、
恐
(
こわ
)
い姿、
凄
(
すご
)
い者の路を
遮
(
さえぎ
)
って
顕
(
あらわ
)
るる
度
(
たび
)
に、娘は私を
背後
(
うしろ
)
に
庇
(
かば
)
うて、その鎌を
差翳
(
さしかざ
)
し、
矗
(
すっく
)
と立つと、
鎧
(
よろ
)
うた
姫神
(
ひめがみ
)
のように
頼母
(
たのも
)
しいにつけ、雲の消えるように路が開けてずんずんと。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あゝ、其の
剣
(
けん
)
ヶ
峰
(
みね
)
の雪の池には、
竜女
(
りゅうじょ
)
の
姫神
(
ひめがみ
)
おはします。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
姫
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“姫神”で始まる語句
姫神山
姫神様