“御二方”の読み方と例文
読み方割合
おふたかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただしそれがうあろうとも、この御二方おふたかたってもれぬ、ふか因縁いんねん姫神ひめがみであらせられることはたしかでございます。
優しい一方の御方で御座いますが……それよりほかには御二方おふたかたの日常の御生活につきましては、詳しく存じも致しませぬし、申上る事も御座いませぬ。
S岬西洋婦人絞殺事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
大殿様と若殿様とは、かように万事がかけ離れていらっしゃいましたから、それだけまた御二方おふたかた御仲おんなかにも、そぐわない所があったようでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)