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御二方
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おふたかた
ふりがな文庫
“
御二方
(
おふたかた
)” の例文
ただしそれが
何
(
ど
)
うあろうとも、この
御二方
(
おふたかた
)
が
切
(
き
)
っても
切
(
き
)
れぬ、
深
(
ふか
)
い
因縁
(
いんねん
)
の
姫神
(
ひめがみ
)
であらせられることは
確
(
たし
)
かでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
優しい一方の御方で御座いますが……それよりほかには
御二方
(
おふたかた
)
の日常の御生活につきましては、詳しく存じも致しませぬし、申上る事も御座いませぬ。
S岬西洋婦人絞殺事件
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
大殿様と若殿様とは、かように万事がかけ離れていらっしゃいましたから、それだけまた
御二方
(
おふたかた
)
の
御仲
(
おんなか
)
にも、そぐわない所があったようでございます。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
半月ばかり、身にいたはりがあつて、
勤
(
つとめ
)
を引いて
引籠
(
ひきこも
)
つて居たのが、此の日
修法
(
しゅほう
)
ほどき、満願の
御二方
(
おふたかた
)
の
心祝
(
こころいわい
)
の座に列するため、久しぶりで
髪容
(
かみかたち
)
を整へたのである。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
御二方
(
おふたかた
)
そろって、あたかも
比翼塚
(
ひよくづか
)
と申してもいいような有様の下に眠らせ
給
(
たも
)
うておらるるのである。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
▼ もっと見る
そのうち始めの
御二方
(
おふたかた
)
はお
獨立
(
ひとりだ
)
ちであり、ウヒヂニの神から以下は御二方で一代でありました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
汲取
(
くみとつ
)
て郷右衞門に向ひ扨々恐れ入たる御物語り
御二方
(
おふたかた
)
樣の事は私しが身に
代
(
かへ
)
ても
御引受
(
おひきうけ
)
申し
上
(
あげ
)
御世話仕つるべければ必ず/\
御氣遣
(
おきづか
)
ひ
成
(
なさ
)
れまじと世に
頼母
(
たのも
)
しく引請ければ郷右衞門は大いに悦び
然
(
しか
)
らば
明方迄
(
あけがたまで
)
には
御連
(
おつれ
)
申さんにより
呉々
(
くれ/″\
)
も
頼
(
たの
)
むなりと云ひ置て立歸りしに七右衞門も
斯
(
かく
)
請合
(
うけあひ
)
し上はとて己も郷右衞門の
後
(
あと
)
より大雪を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そこで天の神樣方の仰せで、イザナギの
命
(
みこと
)
・イザナミの
命
(
みこと
)
御二方
(
おふたかた
)
に、「この漂つている國を整えてしつかりと作り固めよ」とて、りつぱな
矛
(
ほこ
)
をお授けになつて仰せつけられました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
それでこの
御二方
(
おふたかた
)
の神樣は天からの階段にお立ちになつて、その
矛
(
ほこ
)
をさしおろして下の世界をかき𢌞され、海水を音を立ててかき𢌞して引きあげられた時に、矛の先から
滴
(
したゝ
)
る海水が
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“御二”で始まる語句
御二人
御二条
御二男
御二人前